映画に感謝を捧ぐ! 「森林警備隊」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョージ・マーシャル監督の
「森林警備隊」に感謝を捧げようと思います。
冒険映画 傑作コレクション 十二哩の暗礁の下に DVD10枚組 ACC-212 - クラーク・ゲイブル, スペンサー・トレイシー, クローデット・コルベール, エロール・フリン, ディーン・ストックウェル, リンダ・ダーネル, コーネル・ワイルド, ジェニファー・ジョーンズ, ジョン・ガーフィールド, メレディス・エドワーズ, ジョン・ハント, フレッド・マクマレイ, ポーレット・ゴダード, スーザン・ヘイワード, ジーン・ティアニー, バッド・アボット, ルー・コステロ, ジョニー・ワイズミュラー, ヴァージニア・グレイ, ロバート・ワグナー, テリー・ムーア, ジャック・コンウェイ, ヴィクター・サヴィル, オットー・プレミンジャー, ジョン・ヒューストン, ジョージ・ロウ, ジョージ・マーシャル, クラレンス・ブラウン, チャールズ・T・バートン, ウィリアム・バーク, ロバート・D・ウェッブ
森林警備隊員「ドン・スチュアート」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
硬軟の娯楽要素がせめぎ合う葛藤作であります。
西部劇の装飾、恋愛喜劇的ロマンス&ユーモア
日常劇的人間模様、犯罪サスペンス的スリルが
軽快に絡み合うストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「アクション+サスペンスとロマンス+ユーモアのせめぎ合い」と
西部劇文化と近代文化による交流の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アクション映画的決着を恋愛劇+ドタバタ喜劇風に
加工したかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「日常系冒険喜劇」史上屈指の
実験性を感じさせる一作であると言えるでしょう。
災害映画的に幕を開けつつ、恋愛喜劇へと移行する大胆さと
娯楽映画的サービス&スター主義的見せ場を的確に押さえる
堅実さを兼ね備えた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。