映画に感謝を捧ぐ！ 「モーガン先生のロマンス」

　映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。

　今回はジョージ・スティーヴンス監督の

　「モーガン先生のロマンス」に感謝を捧げようと思います。

一度は観たい 名作映画 コレクション 夢のひととき DVD10枚組 ACC-217 - ジェームズ・スチュワート, ジンジャー・ロジャーズ, チャールズ・ロートン, メアリー・ボーランド, マーガレット・サラヴァン, ハーバート・マーシャル, キャサリン・ヘプバーン, ケーリー・グラント, キャロル・ロンバード, ジャック・ベニー, ジェームズ・キャグニー, オリヴィア・デ・ハヴィランド, リタ・ヘイワース, ディック・パウエル, エレン・ドリュー, ダニー・ケイ, ヴァージニア・メイヨ, ロバート・ウォーカー, ヘディ・ラマール, ジューン・アリソン, ウィル・ロジャース, ヴェラ・アレン, マリアン・ニクソン, ジョージ・スティーヴンス, レオ・マッケリー, ウィリアム・ワイラー, ジョージ・キューカー, エルンスト・ルビッチ, ラオール・ウォルシュ, プレストン・スタージェス, ハワード・ホークス, リチャード・ソープ, ジョン・フォード

　教授「ピーター・モーガン」と彼の妻となった女性

　「フランシー」の運命を描いた本作は

　奇策的にして堅実な恋愛喜劇であります。

　恋愛喜劇における「王道的ハッピー・エンド」の

　後日談的内容を増幅させるという奇策性と

　格差恋愛喜劇の内容を的確に押さえる堅実さを

　兼ね備えたストーリー＆演出、キャラクター造形は

　私に格差恋愛における「家族関係」の重要性と

　上流社会特有の閉鎖性＆心理戦要素を

　喜劇的に表現する試みの

　一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

　（絆を取り戻した夫婦２組の「一夜」を

　ユーモラス且つクールに抽象化する

　事によって想像力を刺激する幕切れと

　なっている点も見逃せません。）

　まさに「夫婦＋親子漫才系喜劇」の

　一翼を担う作品であると言えるでしょう。

　ドタバタ喜劇的作品世界の中に

　夫婦＆家族関係と大学に対する皮肉を宿す本作と

　生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を！！！。