映画に感謝を捧ぐ! 「影なき男の息子」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエドワード・バセル監督の
「影なき男の息子」に感謝を捧げようと思います。
ホラー ミステリー 文学映画 コレクション 疑惑と迷宮の世界 DVD10枚組 ACC-222 - チャールズ・ロートン, リチャード・アーレン, フレデリック・マーチ, ミリアム・ホプキンス, ギブソン・ゴーランド, ザス・ピッツ, オリヴィア・デ・ハヴィランド, リチャード・バートン, ウィリアム・パウエル, マーナ・ロイ, エリノア・パーカー, ギグ・ヤング, アレクシス・スミス, エロール・フリン, バーバラ・スタンウィック, ロバート・ヤング, フローレンス・ライス, ジェームズ・エリソン, ヘザー・エンジェル, ジョン・ハワード, エリッヒ・フォン・シュトロハイム, ドワイト・フライ, アール・C・ケントン, ルーベン・マムーリアン, エリッヒ・フォン・シュトロハイム, ヘンリー・コスター, エドワード・バゼル, ピーター・ゴッドフリー, トッド・ブラウニング, ジョン・ブラーム, ジョン・H・オウア
ダシール・ハメットの小説「影なき男」をもとにして
作られた人気シリーズの6作目となる本作は
シリーズ屈指の「効率性&探偵小説風味」に
彩られた作品であります。
「影なき男」シリーズの持ち味を継承しつつ
探偵小説要素&躍動感を高める事によって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「サスペンス要素とコメディ要素のせめぎ合い」が
サスペンス寄りとなっていく現象と
暇つぶし映画的効率主義と
探偵小説的見せ場主義の均整を保つ妙技の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(王道的に決着を付けつつ、物語の終焉を匂わせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに続編映画の法則に沿いながら
更なる上品+軽量なスリル&サスペンスを追求した
「影なき男」最終章であると言えるでしょう。
主人公夫婦に扮したW・パウエル&M・ロイの名コンビぶりと
作品世界の魅力を維持しながら最終章を迎える事によって
「影なき男」シリーズをサスペンス映画史上屈指の
神話として後世に残すという偉業を成し遂げた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。