映画に感謝を捧ぐ! 「農園の寵児」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアラン・ドワン監督の「農園の寵児」に
感謝を捧げようと思います。
シャーリー・テンプル 農園の寵児 [スタジオ・クラシック・シリーズ] [DVD] - シャーリー・テンプル, ランドルフ・スコット, ジャック・ヘイリー, グロリア・スチュアート, アラン・ドワン, シャーリー・テンプル
ケイト・ダグラス・ウィギンの小説
「少女レベッカ」をもとにして作られた本作は
善男善女向けスター主義&見せ場主義全開で突き進む
ミュージカル映画であります。
主演女優S・テンプルの魅力&技術
陽気な挿入歌&踊り、人情喜劇の王道を
最大限に発揮するための「舞台」に徹し続ける
ストーリー&演出は
私に「見せるべき&聴かせるべきポイント」を
的確に押さえた娯楽映画の醍醐味と
浮世離れした物語を躍動感&キャラクターの魅力によって
補う手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(登場人物のほとんどが「自分たちなりのハッピー・エンド」に
たどり着けるよう配慮された幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「善男善女向けミュージカル映画入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
歌唱力によって人々を魅了したが故に
周囲の思惑に翻弄され、自立を余儀なくされた少女と
彼女との交流によって優しさを取り戻し
新たなる絆を得た大人たちの姿を
軽快且つ賑やかに描いていく本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。