映画に感謝を捧ぐ! 「北緯31度15分」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はロバート・フローリー監督の
「北緯31度15分」に感謝を捧げようと思います。
戦争映画 パーフェクトコレクション 戦場の絆 DVD10枚組 (ケース付)セット - アン・バクスター, アンソニー・スティール, エドワード・アンダーダウン, ダナ・アンドリュース, ジョン・ホディアク, ミシェル・モルガン, ウォーレス・ビアリー, ロバート・ウォーカー, トミー・トリンダー, コンラート・ファイト, ロイド・ベーコン, ルイス・ギルバート, テレンス・ヤング, ウィリアム・A・ウェルマン, ロイド・ベーコン, ロバート・スティーヴンソン, ウェズリー・ラッグルス, ベイジル・ディアデン, ヴィクター・サヴィル
自動車事故にあった女性「ジェーン」と
研修医「マイケル」の運命を描いた本作は
堅実にして奇策的なスリル&サスペンスに包まれた
戦争映画であります。
1940年代前半の国際情勢
記憶喪失と諜報戦をつなぎ合わせるという発想
巻き込まれ映画の王道を融合させることによって生を受け
暇つぶし規模のスピード感&スケール感を保ちながら進行する
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「倹約的なスパイ活劇+戦争映画作り」と
殺人を抑制したスリル&サスペンス生成術の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ナチス・ドイツ批判を高らかに掲げつつ
沈み行く敵軍潜水艦の「乗務員たち」を描くことによって
戦争批判の香りを放つ決着の付け方と
なっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級諜報系戦争映画」の
究極形態を感じさせる作品であると言えるでしょう。
段階的に真相を明かし、武勇伝的に物語を進めつつ
「どんでん返し&反戦要素」による奇襲攻撃を繰り出す大胆さと
戦争映画+スパイ映画的サービス精神を
的確に押さえる堅実さを兼ね備えた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。