映画に感謝を捧ぐ! 「地獄の機雷原」 

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はチャールズ・クライトン監督の

 「地獄の機雷原」に感謝を捧げようと思います。

 第2次大戦期のイギリス海軍における

 実話をもとにして作られた本作は

 確固たる目的意識と巧妙なる技術に

 彩られた実話系戦争映画であります。

 娯楽的サービス精神&暇つぶし映画的効率性を

 維持しながら「イギリス海軍の武勇伝」を

 高らかに掲げるストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に「見せるべき&語るべきポイント」を

 的確に押さえた映像作品作りの醍醐味と

 戦争が「日常の営み」となった男たちの

 心理状態映画的に表現する手法の

 一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (英雄礼賛性を抑制し、渋味を利かせた

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「人命救助系武勇伝」の一翼を担う
 
 作品であると言えるでしょう。

 海戦における人命救助に命を懸ける軍人たちの生き様を

 軽快且つ生真面目に写し出す本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。