映画に感謝を捧ぐ! 「1/8 ハチブンノイチ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はディオゴ・モルガド監督の
「1/8 ハチブンノイチ」
感謝を捧げようと思います。
無人島でのサバイバル・ゲームに挑む
男女8人の運命を描いた本作は
SF的ハッタリ精神の粋を結集した大いなる怪作であります。
バラエティ番組的描写&語り口、幻惑的回想描写
冒険活劇的アクション・シーン、アトラクション的特殊効果
謎めいた台詞が一堂に会した
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「思わせぶり的作劇法&映像技」と
冒険活劇的状況を段階的に「SF化」させる技法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(「神秘的な映像によって様々な問題を隠蔽する」
手法を象徴する幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「闇鍋系冒険活劇入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
ドキュメンタリー的作品世界が
SF要素に支配されていく現象を
M・N・シャマラン関連作の流れを汲む手法で
映画化した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。