映画に感謝を捧ぐ! 「マーシャル・ロー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はエドワード・ズウィック監督の「マーシャル・ロー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 本作はニューヨークを襲う自爆テロに立ち向かう捜査官の闘いを描いた

 アクション・サスペンスの形を取っております。

 しかし、テロの連続発生・過激化をきっかけとして

 戒厳令(マーシャル・ロー)が発令されたときから

 「アメリカ外交」の裏側に潜む闇・国防の定義などを問いかける

 深みのある一作へと変貌を遂げました。

 テロリストとCIAの関係、テロリストの目的が明らかとなる部分などは

 現代を先取りしていると言っても過言ではないほどの皮肉に満ちております。

 (もちろん娯楽として成立するよう、抑制された表現になってはおりますが。)

 現在のアメリが情勢を予見し、ドラマ「24」などに影響を与えたであろう

 本作に深い感謝を!!!。