映画に感謝を捧ぐ! 「インビクタス・負けざる者たち」
映画感謝人GHMです。
100回目の感謝となる今回は
クリント・イーストウッド監督の「インビクタス・負けざる者たち」に
感謝を捧げようと思います。
1995年のラグビー・ワールドカップにおいて優勝を勝ち取った
南アフリカチームと彼らを支え、希望を託した人々を描いた本作は
過去のクリント・イーストウッド監督作品に比べて
優しいムードに包まれているように感じました。
本編の中でたびたび登場する「敵への憎しみを捨て、赦すことから始める」というメッセージに
偽善的ではない、説得力を感じるのは
モーガン・フリーマン扮する大統領から発せられる
人を優しく包み込むオーラと
これまでの監督・主演作において闘いを描き、演じてきた
C・イーストウッド氏の孤独な魂の
化学反応によるものであると強く感じます。
(これまでイーストウッド氏が登場した西部劇・刑事アクションにおいて
「勝利」は孤独をともなうものとして描かれてきました。)
未来への道を開くのは「憎しみ」ではなく「愛」であることを
単なる理想としてではなく、長き闘いの中で見いだした真理として
私たちに示してくれた本作に深い感謝と心からの敬意を!!!。