映画に感謝を捧ぐ! 「F・I・S・T(フィスト)」
映画感謝人GHMです。
今回はノーマン・ジェイソン監督の「F・I・S・T(フィスト)」に感謝を捧げようと思います。
制作・監督ノーマン・ジェイソン+脚本シルベスタ・スタローン&ジョー・エスターハス
(「ショーガール」の脚本家)という
異色の組み合わせで作られた本作は
私の想像を遙かに超えた名作となっております!!!。
労働組合と企業との闘いを描きながら企業のみを悪とせず
組合側の「闇」の部分をしっかりと描くことにより
「力」と「勝利」を求めることによってもたらされる代償の重みと
組織が発展と共に本来の意義を失っていく姿を
私たちに示してくれました。
主演のシルベスタ・スタローンも「肉体労働者」の悲哀とエネルギー
権力者の孤独をしっかりと表現してくれました。
(それでも「スタローンはアクション映画でこそ光り輝く」という
印象はぬぐえませんでしたが)
社会の光と影を労働争議という形で示した本作に深い感謝を!!!。