映画に感謝を捧ぐ! 「ピースメーカー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はミミ・レダー監督の「ピースメーカー」に感謝を捧げようと思います。

 

 ロシアの核爆弾を強奪したテロリスト集団を追う主人公たちの姿を描いた本作は

 アクションとブラックユーモアの快感を合わせ持つ異色作であります。

 ハリウッド・アクションの方程式通りに進行するストーリーに

 「直情的で強引な正義漢」と「繊細で哀愁漂うテロリスト」という要素を

 加えることにより

 「アメリカ式正義」に対する皮肉と警鐘を込めるという大胆な試みには

 ただ驚嘆するより他はありません。

 (「アメリカ流外交がテロリストを育てる」という要素が込められている点も見逃せません)

 アメリカ映画界の発想力と懐の深さを示した本作に深い感謝を!!!。