映画に感謝を捧ぐ! 「プルーフ・オブ・ライフ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はテイラー・ハックフォード監督の「プルーフ・オブ・ライフ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 南米を舞台に、誘拐ビジネスを行う組織と人質交渉人との闘いを描いた本作は

 サスペンス・アクションに社会派の衣をまとわせたかのような

 味わいを持つ作品であります。

 あえて豪快なアクションや恋愛描写を避け

 クールに進行していくことで現実感を生み出すストーリー運びは

 見事としかいいようがありません。

 徹底したリアリズムを求めず

 ファンタジックな要素も加えている点や

 脇役たちに味わいがある点も大好きです。

 (個人的には「宣教師」ケスラーが一番印象に残っております。)

 「恋愛」とは一線を画する「愛」と信念のために闘う戦士たちを

 深く静かに描いた本作に深い感謝を!!!。