映画に感謝を捧ぐ! 「絶対×絶命」

 映画感謝人GHMです。

 今回はバーベッド・シュローダー監督の「絶対×絶命」に感謝を捧げようと思います。

 

 息子の骨髄移植のため、逃亡犯を追う刑事の姿を描いた本作は

 様々な皮肉に満ちた、異色のサスペンス・アクションであります。

 刑事の息子に凶悪犯の体の一部が移植されると言う皮肉

 命を救う場所である病院で、殺し合いが行われるという皮肉

 

 息子のため、仲間を危険にさらしてでも

 逃亡犯の命を守らなければならないという皮肉

 それらの皮肉本作にが集うことによって

 苦みあふれるブラックなアクション映画としての魅力を

 発することに成功しているのであります。

 ラストを安易なハッピーエンドにしない点も印象的です!!!。

 登場人物の多くが苦渋の選択を強いられる

 激しくも悲しい本作に深い感謝を!!!。