映画に感謝を捧ぐ! 「ブロークバック・マウンテン」
映画感謝人GHMです。
今回はアン・リー監督の「ブロークバック・マウンテン」に
感謝を捧げようと思います。
1963年を舞台に、山奥で羊の番をする二人の男に芽生えた
「愛」の行方を描いた本作は
「愛」の強さと恐ろしさを描いた異色の恋愛劇であります。
世間の目を恐れ、己の愛を隠しながら生き続けた二人の男が
自分たちだけでなく周囲の人々をも苦しめていく姿は
「愛」の持つ強さと
自分自身を偽ることの罪深さ・恐ろしさを象徴しているように感じました。
(時代背景からいえば、仕方のないことなのですが・・。)
「心の力を軽く見てはいけないこと」
「心のままに生きられぬ時代に生まれてしまった故の悲劇」を
美しい風景と共に写し出した本作に深い感謝を!!!。