映画に感謝を捧ぐ! 「エネミー・ライン」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
ボスニアの紛争地帯に不時着した米軍兵士の
逃避行を描いた本作は
冒険活劇と風刺劇の魅力を兼ね備えた作品であります。
軽快なエスケープ・アクションの中に
アメリカの対外政策に対する皮肉を挟み込むという
大胆にして巧妙な戦略は
私にアクションの醍醐味と風刺劇の苦みを
同時に味わう機会を与えてくれました。
(O・ウィルソン扮する兵士が「敵を倒す」ことより
「目的地に向かう」ことを重視する姿にも好感が持てます。)
まさに「甘くて苦い冒険映画」であると言えるでしょう。
アメリカ礼賛風味の「アクション映画」の中に
アメリカ軍・政府に対する皮肉を宿す本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。