映画に感謝を捧ぐ! 「スネーク・アイズ(1998年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はブライアン・デ・パルマ監督の「スネーク・アイズ(1998年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ボクシング観戦にやってきた刑事が

 殺人事件に巻き込まれる姿を描いた本作は

 映画的発想力の醍醐味を見せてくれる作品であります。

 典型的なストーリーと

 多種多様な映像表現とが一体となることによって生まれる

 「視線芸」あふれる光景は

 私に「視覚的発想」の大切さ・素晴らしさを示してくれました。

 (事件解決後のストーリーが歴史上の「英雄伝」に対する皮肉となっている点も

 素晴らしいです。)

 まさに「王道的な構図も加工次第で王道以上の存在となりうる」

 ことを示した作品であると言えるでしょう。

 「一つの世界も(視線)によって様々な形となる」ことを

 サスペンス映画という形で示し

 後年の「バンテージポイント」や米TVシリーズ「24」に続く道を開いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。