映画に感謝を捧ぐ! 「デッド・レイン」
映画感謝人GHMです。
今回はマイルズ・コーネル監督の「デッド・レイン」に
感謝を捧げようと思います。
元金庫破りの男が現金強奪計画に引き込まれていく姿を描いた本作は
「泥棒映画」への皮肉に満ちた、異色作であります。
「やり手の泥棒集団が、巧みなテクニックと駆け引きを駆使して
危険な盗みに挑む」という泥棒映画の定番を
皮肉るかのようなストーリー展開は
私に笑いと典型的サスペンスとは一味違う驚きを
もたらしてくれました。
(特に、皮肉と人情味を兼ね備えた終幕が印象的です。)
まさに「泥棒映画」の定石を
逆手に取った作品であると言えるでしょう。
サスペンスと人情が絡み合う「おかしくも優しい世界」を
スピーディーに描いた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。