映画に感謝を捧ぐ! 「三人の名付け親」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・フォード監督の「三人の名付け親」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ピーター・B・カインの同名小説をもとにして作られた本作は

 闘いよりも「償い」に重きを置いた

 異色の西部劇であります。

 小さき命を守り、育てようとする無法者集団のリーダーに

 「正義の名の下、多くの人間を倒してきた俳優」J・ウェインを配するという試みによって

 もたらされた「映画の枠を超えた(償いの旅)」は

 私に勧善懲悪西部劇にはない感動を

 もたらしてくれました。

 (J・フォード監督とJ・ウェインの「絆」の

 なせるわざであると言えるでしょう。)

 「命を脅かす存在によって命が守られる」という

 ささやかな皮肉と大いなる愛に満ちた世界を描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。