映画に感謝を捧ぐ! 「地獄のコマンド」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョセフ・ジトー監督の「地獄のコマンド」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 アメリカ崩壊をもくろむテロ集団に立ち向かう

 主人公の姿を描いた本作は

 痛快にして残酷なアクション喜劇であります。

 武装集団を率いるほどの力を持った男が

 主人公への恐怖心によって策を誤り

 滅亡へと進んでいく姿を

 爆発シーンとブラック・ユーモアの限りを尽くして描くという試みは

 私に「真の敵は己の心にある」ことを

 再認識する機会を与えてくれました。

 (80年代風味漂う映像・音楽・思想の数々を

 堪能させてくれる点も見逃せません。)

 まさに教訓と残酷な笑いに満ちたテロ対策映画であると

 言えるでしょう。

 「神の領域」に達したC・ノリスの活躍ぶりと

 強大な武力と稚拙な行動を兼ね備えた

 「哀れむべき」悪役の姿が印象深い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。