映画に感謝を捧ぐ! 「エース・ベンチュラ」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はトム・シャトヤック監督の「エース・ベンチュラ」に  感謝を捧げようと思います。
エース・ベンチュラ [Blu-ray]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2013-10-02

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ペット探偵「エース・ベンチュラ」の活躍を描いた本作は    反権威の一形態を示した喜劇映画であります。  探偵映画の王道に即したストーリーに  主演男優J・キャリーの個人技  映画的小ネタ・動物を加えることによって  探偵小説・プロスポーツ・警察・どんでん返しサスペンスを皮肉った  ドタバタ喜劇を生み出すという映画的実験は  私に「ハードボイルドの秘めたる滑稽さ」・「性転換技術の発展」  「人気商売の光と闇」・「映画における動物&反権威の効能」を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (アクション映画的ハッピー・エンドから  「サスペンス的に伏線を回収しつつ、喜劇に転じる」  幕切れとなっている点も  見逃せません。)    まさに「ハードボイルド系ドタバタ喜劇」の歴史に輝く  一作であると言えるでしょう。  初主演作となるJ・キャリー&彼を取り巻く動物たちの熱演  喜劇的に描写された「定番的アクション」  スポーツ・エンターテインメントの残酷さを見つめる目線が冴え渡る本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。