映画に感謝を捧ぐ! 「宇宙大戦争」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回は本多猪四郎監督の「宇宙大戦争」に  感謝を捧げようと思います。  丘美丈二郎の同名原作をもとにして作られた本作は  各国の文化&娯楽要素が結集したSF映画であります。  戦争映画・冒険映画・怪獣映画の  ストーリー・演出・キャラクター  西洋映画のスケール感・日本的特撮技術&情緒が  一堂に会する光景は  私にジャンル融合&文化交流によって  1本の映画を「2本立て感覚」で味わう機会をもたらしました。  (アメリカ映画的ハッピー・エンドでありながらも  クールな雰囲気を感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「和製地球侵略SF」史上屈指の文化融合度と  幕の内弁当感覚に溢れた一作であると言えるでしょう。  後年のTVゲームに通じる戦闘場面  多彩な攻撃パターンを駆使する侵略者「ナタール」  漫画的ムードと情緒を兼ね備えたキャラクター  娯楽的高揚感を追求した音楽が印象深い本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。