映画に感謝を捧ぐ! 「モーガン プロトタイプL-9」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はルーク・スコット監督の「モーガン プロトタイプL-9」に  感謝を捧げようと思います。  人工生命体「モーガン」と彼女を取り巻く人々の運命を  描いた本作は  クールにして武闘派的なSF映画であります。  閉鎖系ミステリー+ホームドラマ+テクノロジー系SFの世界から  チャイルド・ホラー+ヒロインアクションの世界へと  突き進んでいくストーリーと  軽快にして無機質的な映像が一体となる光景は  私に「R・スコット風味とL・ベッソン風味の融合」が  もたらす科学反応と  冷徹な美貌と凶暴性を兼ね備えたをヒロインの醍醐味を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (「ブレードランナー」と「ロボコップ」の気質を  混ぜ合わせたかのような幕切れとなっている点も  見逃せません。)  まさに「武闘派女系SF」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。  SF系ジャパニメーションの香り漂う二大ヒロインが織りなす  文学的&武術的な交流を  神秘的且つ軽やかに描いた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。