映画に感謝を捧ぐ! 「蘭の女」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はザルマン・キング監督の「蘭の女」に    感謝を捧げようと思います。
蘭の女 [DVD]
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
2002-10-04

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 弁護士「エミリー」と謎の男「ウィラー」の  運命を描いた本作は  1989年の映画「ナインハーフ」の流れを汲みつつ  道楽的スケール感を上昇させる事によって生を受けた恋愛映画であります。  リオ・デ・ジャネイロ旅行、ポルノ的お色気  MTV的音楽&映像を融合させ  衝動的に進行するストーリー&演出は  私に「外国旅行」がもたらす精神的影響と  動物的欲求の赴くままに突き進む作劇法&映像技の味わいを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (愛欲&性衝動とお祭り感覚が混ざり合った  素朴且つ陽気な幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「観光旅行系ポルノ」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。  主演男優M・ロークの放つ胡散臭さ&ヒロインのエロティシズム  リオ・デ・ジャネイロの持つイベント会場&無礼講的魅力  ロマンス&ポルノ的見せ場を徹底追求する事に  力を集中させる姿が  ある種の笑い&感動を呼び起こす本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。