映画に感謝を捧ぐ! 「グリニッチ・ビレッジの青春」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はポール・マザースキー監督の「グリニッチ・ビレッジの青春」に
感謝を捧げようと思います。
グリニッチ・ビレッジで俳優を目指す青年
「ラリー」の運命を描いた本作は
様々な文化が入り交じった青春映画であります。
サクセス・ストーリー、日常劇、マニア気質
ユダヤ文化が絡み合ったストーリー
舞台劇と映画の特性を兼ね備えた映像&音楽
庶民的ムードと舞台スター風味が融合した俳優&女優陣が
一体となる光景は
私に、複数の娯楽文化による「共同作業」の醍醐味と
現実的な風景と青春ドラマ的物語が融合することによって生じる
科学反応の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ホームドラマと西部劇の「ハッピー・エンド」を
バランス良く配合した幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「舞台裏系日常劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
映画&舞台、ニューヨークに対する愛情
1970年代文化、世代間抗争、芸術論が一堂に会し
渋味とユーモアを効かせながら歩んでいく姿に心打たれる本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。