映画に感謝を捧ぐ! 「盲目ガンマン」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はフェルナンド・バルディ監督の「盲目ガンマン」に  感謝を捧げようと思います。
盲目ガンマン MWXS-001 [DVD]
エーアールシー株式会社
2017-04-28

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 盲目のガンマン「ブラインドマン」と彼を取り巻く人々の  運命を描いた本作は  大作感と大衆食堂感が交錯するイタリア西部劇であります。  強引な設定&アクション映画的ご都合主義満載のストーリー展開を  野性的な暴力&お色気、破壊的アクション  大作的物量&人員攻勢で補強し  勢い任せに突き進む光景は  私に「身体的ハンディキャップを抱えたヒーロー」  「男性的欲求に忠実な作劇法」の醍醐味と    大作主義と軽量級作品主義による平和的共存の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (勧善懲悪的ハッピー・エンドと見せかけて  無法の世界に生きる男たちの友情&駆け引きを  コメディ的に表現した幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「コミック・ヒーロー系イタリア西部劇」の一翼を担う    作品であると言えるでしょう。  「視覚障害者のガンマン」という豪快すぎるヒーロー造形を  勢いと男性向けサービス精神によって正当化する姿に心打たれる本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。