映画に感謝を捧ぐ! 「背徳のナポレオン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はルイス・セイラー監督の「背徳のナポレオン」に
感謝を捧げようと思います。
ギャング映画 コレクション 最後のギャング DVD10枚組 ACC-191 - エドワード・G・ロビンソン, ジェームズ・スチュワート, ハンフリー・ボガート, アイリーン・マニング, ジェーン・ブライアン, ジェーン・ワイマン, ディック・フォラン, ジェームズ・キャグニー, ラルフ・ベラミー, ケイ・フランシス, リュー・エアーズ, ジョーン・ブロンデル, エドワード・ルドウィグ, ルイス・セイラー, ロイド・ベーコン, アーチー・L・メイヨ, ジェームズ・キャグニー, ラルフ・ベラミー, ケイ・フランシス, リュー・エアーズ, ジョーン・ブロンデル
極道集団のボス「ジョー・ガーニー」と女医「キャロル・ネルソン」の
運命を描いた本作は
効率的且つ技巧的な極道映画であります。
ナポレオン・マニアの極道者と
クールでタフな女医の頭脳戦を
暇つぶし映画的効率主義&見せ場主義と
ブラック・ユーモアを駆使して描いていくストーリー&演出は
私に「武力的不利を頭脳で補う」ヒロインの醍醐味と
「自己顕示欲と犯罪者心理のせめぎ合い」の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(男の見栄と狂気が静かに絡み合う「決着の付け方」と
夫婦の気質を共有する少年の姿に
心和まされる幕切れも見逃せません。)
まさに「軽量級極道心理&技術戦」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
巻き込まれ映画&犯罪映画の定番に
ナポレオンへの思い、英雄礼賛精神への皮肉
難解&意味深な言葉を利用した心理戦術
医者が抱えるリスクを加えることによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。