映画に感謝を捧ぐ! 「ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマーク・ポロニア監督の
「ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲」に感謝を捧げようと思います。
ランドシャーク / 丘ジョーズの逆襲 [DVD] - サラ・フレンチ, ピーター・バルド, キャサリン・スー・ヤング, エリック・スプーディック, アンマリー・リン・グレイシー, エリッサ・ダウリング, ジェフ・ディラン・グラハム/, アレキシス・アロスタ, ジェフ・カーケンドール, ジェームズ・カロラス, オースティン・ドラゴビッチ, カイル・ヴァルマシー, マーク・ポロニア
遺伝子操作によって改造されたサメ集団に立ち向かう
人々の運命を描いた本作は
サメ映画史上屈指の「出たとこ勝負感」に溢れた珍作であります。
「ジョーズ&ディープ・ブルー(1999年版)」の流れを汲みつつ
様々な思いつきを勢い任せに詰め込むことによって生を受けた
ストーリー&演出が見世物的且つ緩やかに進行する光景は
私に「サメ映画」が無法地帯化していることの証と
思わせぶり&安物感満載の映像&物語が持つ味わいの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(清々しいまでの「適当感」が心地良いサメ&モンスター造形と
「アサイラム・サメ路線」に近い空気を感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「バイオモンスター系サメ映画」史上屈指の
無法者感に溢れた一作であると言えるでしょう。
サメ映画の王道を行くと見せかけて
予算&人員の節約とやりたい放題を力業で
両立させようとする姿に圧倒される本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。