映画に感謝を捧ぐ! 「パラノーマル・エンティティ3 エクソシズム・テープ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジュード・ジェラード・プレスト監督の
「パラノーマル・エンティティ3 エクソシズム・テープ」に感謝を捧げようと思います。
パラノーマル・エンティティ3 エクソシズム・テープ [DVD] - 洋画
アンネローゼ・ミハエルの悲劇をもとにして
2011年に作られた本作は
ハッタリ精神と生真面目さがせめぎ合う
実話系疑似実録映画であります。
「エクソシスト&パラノーマル・アクティビティ」を模したような
描写の数々を淡々と写し出す映像と
記録映像感満載の語り口によって
胡散臭さと現実味が入り乱れる
疑似実録型悪霊系ホラーが生成される光景は
私に「歴史のホラー映画的活用法」と
「宗教と科学のせめぎ合い」を暇つぶし映画的に
示す手法の一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(アルバトロス的ビジネス戦術を余すところなく発揮する邦題と
記録映像的クールさの中に「哀愁」を宿す
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「悪魔払い史入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
「パラノーマル・アクティビティ」の流れを汲む手法によって
歴史上の悲劇を後世に伝えるという離れ業に挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。