映画に感謝を捧ぐ! 「エイリアン・シンドローム」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はエリック・フォースバーグ監督の
「エイリアン・シンドローム」に感謝を捧げようと思います。
エイリアン シンドローム [DVD] - メーガン・リー・エシャリッジ, グリフ・ファースティン, メラニー・ポーター, パトリック・トーマシー, ジリオン・ガイ, エリック・フォースバーグ, エリック・フォースバーグ, メーガン・リー・エシャリッジ
謎のモンスターに誘拐された男女4人の運命を描いた本作は
便乗商品映画界の雄「アサイラム」ならではの
継ぎ接ぎ&倹約技を堪能させてくれる大怪作であります。
予算、人員、舞台の節約を心がけつつ
SF、ホラー、サスペンスにありがちな状況を
つなぎ合わせる事によって生を受けた
ストーリー&演出、キャラクター造形が
陰鬱且つ幻惑的に進行する光景は
私に「都市伝説」の映画的活用法
SF、ホラー、サスペンス系伝統文化継承術
省エネ&省力を徹底追求した映像作品作りの
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(明るい色彩&和やかな雰囲気によって
アメリカ流ハッピー・エンド主義に対する
皮肉を感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。
まさに「SF+ホラー+サスペンス技法&アメリカ系都市伝説入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
様々な映画&TVドラマのストーリー&演出を収拾し
リサイクルする豪腕によって
アメリカにおける「政府&エイリアン認識」の一端を
世に示した本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。