映画に感謝を捧ぐ! 「フィフス・ウェイブ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はJ・ブレイクソン監督の「フィフス・ウェイブ」に
感謝を捧げようと思います。
フィフス・ウェイブ [DVD] - クロエ・グレース・モレッツ, ニック・ロビンソン, ロン・リヴィングストン, マギー・シフ, アレックス・ロー, J・ブレイクソン
リック・ヤンシーの同名小説をもとにして作られた本作は
多彩な顔を持ったSF映画であります。
エイリアン系、災害系、感染系SFを組み合わせた攻撃と
戦争映画と冒険映画を組み合わせた反撃を
複数の物語を段階的に繋いでいく手法を駆使して描いていく
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「複数のSF系王道要素」を力業で融合させることによって
生じる科学反応と
文学性と武闘派性を兼ね備えたヒロイン造形の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドの装飾を纏いつつ
謎の解明&問題解決を保留することによって
物語の更なる広がりを目指すかのような
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「SF系災害&戦闘入門」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
既視感溢れる攻撃の数々を詰め合わせることによって
侵略者の強大さと反撃者の過酷な状況を描写するという
大胆不敵な実験に挑んだ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。