映画に感謝を捧ぐ! 「私のテンプル」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・S・ロバートソン監督の
「私のテンプル」に感謝を捧げようと思います。
ファミリー名作映画 コレクション 少年の町 DVD10枚組 ACC-233 - アイリーン・ダン, ロバート・ヤング, ジュディ・ガーランド, スペンサー・トレイシー, ジェーン・ダーウェル, クリフトン・ウェッブ, シャーリー・テンプル, ジョン・ホワイトリー, ウォルター・ブレナン, バーバラ・ベル・ゲデス, モーリン・オハラ, マーガレット・オブライエン, ミッキー・ルーニー, マーナ・ロイ, ジーン・クレイン, ランドルフ・スコット, ヴィンセント・ウィンター, ジョエル・マクリー, ナタリー・ウッド, ジョージ・スティーヴンス, ウォルター・ラング, ヴィンセント・ミネリ, ノーマン・タウログ, デヴィッド・バトラー, アラン・ドワン, フィリップ・リーコック, ジョン・S・ロバートソン, ウィリアム・D・ラッセル
医師の父&専業主婦の母と共に暮らす少女
「モリー」と彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は
喜劇化術&スター主義の醍醐味を
堪能させてくれるホームコメディであります。
主演女優S・テンプルの魅力を生かしつつ
愛憎劇風味漂う人間模様を
人情喜劇的に加工する作劇法&映像技によって
生を受けたストーリー&演出、キャラクター造形が
軽妙且つ緩やかに進行する光景は
私に、アメリカ映画的スター主義&善男善女向けサービス精神と
シリアスな状況をユーモラスに加工する妙技の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンド至上主義を貫きつつ
不幸になる登場人物を出さないよう配慮された
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「軽量級女系家族喜劇入門」の
一翼を担う作品であると言えるでしょう。
非暴力的な娯楽サービス、アメリカ映画的家族主義
大人心理と子供心理のせめぎ合いを象徴する
作品の一つである本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。