映画に感謝を捧ぐ! 「ユナイテッド93」

 映画感謝人GHMです。

 今回はポール・グリーングラス監督の「ユナイテッド93」に感謝を捧げようと思います。

 

 本作は2001年にアメリカで発生した「同時多発テロ」を

 実録と想像を合わせた形で映画化したものですが

 映画的盛り上げを避けたクールな映像

 通常のアクション・サスペンス映画とはひと味違う、地に足の付いたテロリスト像

 ドキュメンタリーを思わせる淡々とした人物描写のおかげで

 実録と想像の境目がわからなくなるほどの臨場感とリアリズムを感じさせてくれました。

 ですが同時に、人の不幸をエンターテインメント的にしてしまう

 「映画」の呪われた宿命を感じました。

 本作に感謝を!!!

 そしてテロの犠牲となられた方々のご冥福を祈ります。

 (願わくば、テロが映画の中だけの事件となることを)