映画に感謝を捧ぐ! 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」

 映画感謝人GHMです。

 今回はダニエル・マイリック&エドゥアルド・サンチェス監督の

 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」に感謝を捧げようと思います。

 

 本作は、ドキュメンタリー映画を撮るため

 魔女伝説のある森に入った男女三人が残したというビデオ映像を

 映画化したとされております。

 ですが、純粋に映画としてみると

 退屈な部分、表現が曖昧すぎる部分、中途半端な終わり方など

 欠点ばかりが身についてしまいます。

 しかし不思議なことに私は

 それらの欠点を批判する気にはなれませんでした。

 なぜなら、それらの欠点が

 大作にはない手作りの味わい、リアルな恐怖

 そして、登場人物への思い入れをもたらしているように思うからです。

 (「長所は短所」の実例と言っても過言ではないでしょう)

 

 元来、映画「見せ物」であり

 見せ物としての興味をそそられることに重きを置くことは

 決して批判されることではないと思います。

 その意味で本作は、「映画の原点」といっても過言ではない

 と言えるのではないでしょうか?

 それゆえ私は本作に深い感謝を捧げるのであります!!!。