映画に感謝を捧ぐ! 「セルラー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はデビット・R・エリス監督の「セルラー」に感謝を捧げようと思います。

 何者かに誘拐された女性と、携帯電話で偶然彼女のメッセージを聞いた青年が 

 謎の敵に立ち向かう姿を描いた本作は

 「携帯電話」という道具を巧みに使うことで

 「お互いに姿の見えない状況の中で

 音や声を頼りに相手の状況を判断し、協力し合う」

 と言うシチュエーションを無理なく発生させ

 サスペンスを盛り上げていく事に成功した傑作であります。

 私は本作から「状況を限定することが世界を広げる」のだということを

 改めて教えられたように思います。

 古典的サスペンスの定番を忠実に守りながら

 同時に「現代」と言う時代を体全体に感じさせてくれた本作に

 深い感謝を!!!。