映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・フライ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はデイビット・クローネンバーグ監督の「ザ・フライ」に感謝を捧げようと思います。

 

 ジョルジュ・ランジュランの小説「蠅」をもとにして作られた映画の

 1986年版となる本作は

 ビジュアル的な魅力・迫力だけでなく

 ハエの生態をホラー映画的に表現した着想が独特のリアリズムを放っており

 モンスターの魅力・恐怖を十二分に高めております。

 強烈な残酷描写が多いにもかかわらずほとんど人が死なないうえ

 主人公がモンスター化する前より人間味のあるキャラクターになっている点も

 面白かったです。

 モンスターの恐怖と悲哀を見事に描き出した本作に深い感謝を!!!。