映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・シークレット・サービス」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウォルフガング・ペーターセン監督の「ザ・シークレット・サービス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 クリント・イーストウッド扮するシークレット・サービスと

 大統領暗殺を企む男との闘いを描いた本作は

 これまでのC・イーストウッド主演作とは一味違う彼の魅力を

 味わう事の出来る、興味深い作品です。

 (同僚の女性との親交を求めたり、ピアノ演奏を披露するといったシーンが

 意外なほどに面白かったです。)

 主人公を「記号的な英雄」として描かないこと

 (「体力の衰え」を表現する場面も出てきますが

  「頼りなさ」よりも「人間味」が感じられ、キャラクターとしての魅力が高まっているように

 感じました。)

 ジョン・マルコビッチ扮する暗殺者が単なる悪役の枠を越え

 狡猾さと哀愁を合わせ持つ人物として描かれていること

 ほのぼのとしたエンディング(これもイーストウッド氏の主演作としては珍しいと思います)

 も素晴らしいです。

 イーストウッド氏の主演作としては型破りでありながら

 素晴らしい魅力とスリルをもたらしてくれた本作に深い感謝を!!!。