映画に感謝を捧ぐ! 「今そこにある危機」
映画感謝人GHMです。
感謝を捧げようと思います。
トム・クランシーの同名小説を
もとにして作られた本作は
アメリカに潜む「危機」をアクションとブラックユーモアを
駆使して描いた作品であります。
「社会の根本にある問題に背を向けて、性急な武力解決に走る
政治家たちの存在」こそがアメリカの
「今そこにある」危機であるというメッセージを
過剰なまでに力の入ったアクション描写と共に描くという
壮絶なる挑戦は
「娯楽要素を失うことなくす社会を皮肉る」ことの醍醐味を
示してくれました。
(主人公J・ライアンに英雄的な活躍させないことによって
「正義漢のみで社会を正すことは出来ない」ことを
示していることも見逃せません。)
まさにアクション大作ならではの迫力と社会風刺の融合に挑んだ
作品であると言えるでしょう。
複雑怪奇な世界に翻弄されながらも正義を貫く主人公を
敬愛と皮肉の混ざり合った視点で捉えた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。