映画に感謝を捧ぐ！ 「ブレイブ・ワン」

　映画感謝人ＧＨＭです。

　今回はニール・ジョーダン監督の「ブレイブ・ワン」に

　感謝を捧げようと思います。

　恋人を殺され、自身も深手を負った女性ＤＪが

　狂気に捕らわれ、町の悪人を殺していく姿を描いた本作は

　主人公の心情に重きを置いた、異色の復讐劇であります。

　全体的に主人公の心情に重きを置いた作りとなっているため

　悪人退治の快感より、暴力の空しさ・悲しみが

　胸に突き刺さってくるのを感じました。

　事件を追う刑事とのやりとりや

　ハッピーエンドの形を取りながら、救いなき魂を感じさせるラストを

　深く印象に残っております。

　犯罪がもたらす悲劇の恐ろしさ

　内なる自分と闘わなければならない人間の宿命を

　私の心にしみこませてくれた本作に深い感謝を！！！。