映画に感謝を捧ぐ! 「インサイド・マン」
映画感謝人GHMです。
今回はスパイクー・リー監督の「インサイド・マン」に
感謝を捧げようと思います。
銀行に立てこもった強盗団とNY警察との頭脳戦を描いた本作は
限定された空間の中に多くの要素を詰め込むことに成功した
「状況限定型サスペンス」の良作であります。
舞台の大半が銀行とその周辺でという狭い空間内であるにもかかわらず
巧みなアイデアとアメリカが抱える様々な問題点を取り込むことにより
外見以上のスケール感を与えてくれる作品に仕上がっており
「舞台を絞ることが発想の幅を広げる」ことの象徴と言っても
過言ではない作品となっております。
クライブ・オーウェン扮する強盗団首領が単なる悪役の枠を越え
神秘性を持つキャラクターになっている点も素晴らしいです。
(スタッフ・キャスト陣が、アクション・サスペンスにおける悪役の重要性を
しっかりと理解していることの表れでしょう。)
サスペンスの定番を逆手に取った名勝負を
満喫させてくれた本作に深い感謝を!!!。