映画に感謝を捧ぐ! 「マタドール・炎のレクイエム」

 映画感謝人GHMです。

 今回はペドロ・アルモドバル監督の「マタドール・炎のレクイエム」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 闘牛士と彼を取り巻く人々との愛憎劇を描いた本作は

 「危険な快感」に満ちた作品であります。

 世界全体に「死」のにおいが漂い、狂気と退廃に満ちた

 登場人物が満載でありながら

 (映像的にも狂気が漂っております。)

 時間と共にそれが快感につながっていく様は

 「芸術」のもつ恐ろしさを象徴しているかのようです。

 これこそ「異色作」の称号にふさわしい作品であるといえるでしょう。

 退廃と狂気の持つ「危険な美しさ」と

 スペイン文化の一端を見せてくれた本作に

 深い感謝を!!!。