映画に感謝を捧ぐ! 「自転車泥棒」

 映画感謝人GHMです。

 今回はビットリオ・デ・シーカ監督の「自転車泥棒」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 仕事用の自転車を盗まれてしまった主人公の姿を描いた本作は

 「静かなる映画」と呼びたくなるほどのクールさと

 愛が共存する作品であります。

 生活感あふれる登場人物

 娯楽的盛り上げに背を向け、冷静さを保ち続ける映像

 クールに進行していくストーリーの融合は

 映画であることを忘れてしまいそうになるほどの

 説得力に満ちております。

 ハッピーエンドではないにもかかわらず

 温もりを感じるラストシーンも素晴らしいです!!!。

 「自転車」という日常的乗り物に

 金銀財宝にもまさる輝きを与え

 不況時代の町に生きる人々の姿を冷静さと愛をもって写し出した

 

 本作に深い感謝を!!!。