映画に感謝を捧ぐ! 「チャップリンの黄金狂時代」

 映画感謝人GHMです。

 今回はチャールズ・チャップリン監督・主演作

 「チャップリンの黄金狂時代」に感謝を捧げようと思います。

 

 ゴールドラッシュ時代のアラスカを舞台に

 富を求めて雪山に集う人々の姿を描いた本作は

 大いに笑いつつ「リアル」の意味について考えさせられる

 作品であります。

 定番のスタイルで雪山を行くチャップリンの姿は

 ユーモラスであると同時に

 作品世界に合致した「リアル」を放っております。

 (本来なら現実味のない登山姿となるところですが

 チャップリンだと普通の光景に思えてくるところが

 彼の魅力の表れだと思います。)

 まさに「映画のリアリティは現実味よりも

 作品世界における説得力である」ことを

 象徴する作品と言えるでしょう。

 

 その上、一本の映画にアクション・パニック・人間模様

 コメディ要素が詰め込まれている点も素晴らしいです。

 (シリアス場面とコメディ場面が違和感なく共存している

 数少ない映画であります!)

 「娯楽映画の道しるべ」と呼ぶにふさわしい本作に

 深い感謝を!!!。