映画に感謝を捧ぐ! 「刑事ジョン・ブック 目撃者」

 映画感謝人GHMです。

 今回はピーター・ウィアー監督の「刑事ジョン・ブック 目撃者」に

 感謝を捧げようと思います。

  

 殺人事件に巻き込まれた母子を守るため、アーミッシュの村にやってきた

 刑事の姿を描いた本作は

 二つの世界が交わることによって生まれる愛と悲劇を描いた

 異色の刑事映画であります。

 アクション・サスペンスの世界に生きてきた主人公が

 事件のない平和な世界で安らぎを得たにもかかわらず

 最終的に元の世界へと帰って行く姿には

 闘う男の孤独と悲しみを感じずにはいられませんでした。

 (刑事役ハリソン・フォードの持つ無骨な雰囲気も

 本作の哀愁を深みのあるものにしているように思いました。)

 土地柄を生かした村でのアクション・シーンも

 素晴らしかったです。

 (西部劇を思い出しました。)

 自然の美しさ・歴史・伝統の重み

 そして、闘いに生きる人間の悲しみを目の当たりにしてくれた

 本作に深い感謝を!!!。