映画に感謝を捧ぐ! 「ワールド・オブ・ライズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はリドリー・スコット監督の「ワールド・オブ・ライズ」に

 感謝を捧げようと思います。 

 

 リドリー・スコット監督&俳優ラッセル・クロウの名コンビにとって

 3作目となる本作は

 「2大スター共演作」の構図を逆手に取った

 異色のアクション大作であります。

 L・ディカプリオ・R・クロウの2大スターの魅力をアピールする作品と見せかけて

 両雄マーク・ストロング(ハニ役)の引き立て役にしてしまうという

 私の予測を遙かに超えたストーリー展開には

 驚きが止まりませんでした。(同時にある種の「感動」を感じました。)

 さらに、R・スコット監督の十八番「正義側の孤独感」や

 強者ならではの「傲慢さ」が招く落とし穴の存在も

 しっかりと表現されており

 単なるアメリカ礼賛映画とは一線を画した

 現実味のある作品に仕上がっているように感じました。

 「ハイテク社会の弱点」・「性急に事を運ぼうとすることの危険性」

 そして「陰謀渦巻く世界における(信)の重み」を

 見事に表した本作に深い感謝を!!!。