映画に感謝を捧ぐ! 「ワグ・ザ・ドッグ ウワサの真相」

 映画感謝人GHMです。

 今回はバリー・レビンソン監督の「ワグ・ザ・ドッグ ウワサの真相」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 大統領のスキャンダルを隠蔽するため

 戦争をねつ造する計画を描いた本作は

 歴史の裏方に宿る「情熱」と「哀愁」を見事に描いた作品であります。

 ダスティン・ホフマン扮する映画プロデューサが計画を成功させるために

 不屈の闘志で頑張り続ける姿が実に感動的で

 倫理に反する行為であるにもかかわらず

 応援せずにはいられなくなってしまいました。

 その後、彼と仲間たちの情熱が実を結び

 計画は成功したにもかかわらず

 彼らの功績が歴史の闇に葬られる姿を目の当たりにしたときは

 「歴史の裏方」として生きる存在の哀愁を感じ

 涙を禁じ得ずにはにはいられませんでした。

 歴史を動かす「姿なき者たち」の誇りと悲しみを

 静かなるタッチで描いた本作に深い感謝を!!!。