映画に感謝を捧ぐ! 「ブローグダウン・パレス」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョナサン・カプラン監督の「ブロークダウン・パレス」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 観光旅行でタイを訪れた女性二人の悲劇を描いた本作は

 「ハリウット的ハッピーエンド」にひねりを加えた結末が

 印象的な作品であります。

 序盤~中盤は米国サスペンスの方程式通りに進み

 典型的な結末を迎えるように見せかけて

 最後の局面において、予想外の変化球を放つストーリ-展開には

 大いに驚き、同時に感心させられました。

 (荒唐無稽な「どんでん返し」ではなく

 主人公の心情に沿った流れにしている点が

 素晴らしいです!)

 おかげで「万事解決のハッピーエンド」にはない重みと

 味わいのある幕切れを満喫することが出来ました。

 主人公コンビに安易な「許しと幸福」を与えず

 「苦み」のある結末をもたらすことで

 感銘を高めてくれた本作に深い感謝を!!!。