映画に感謝を捧ぐ! 「ルームメイト(1992年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はバーベット・シュローダー監督の「ルームメイト(1992年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジョン・ラッツの小説「同居人求む」を元にして作られた本作は

 「己の個性を愛すること」の大切さを痛感させてくれる作品であります。

 素晴らしい個性を宿しているにもかかわらず 

 自らを愛することが出来ないヘディ(J・J・リー)が

 「ルームメイトの複写」への欲求に取り憑かれていく姿は

 高い自己イメージを保つことがいかに大切かをしめす

 見本であるといえるでしょう。

 (B・フォンダ扮する主人公が

 美形でありながら好感の持ちにくい人物となっている点も

 ヘディの悲劇性を高めているように思います。)

 「自分が自分を愛せなければ、他者に愛されることも出来ない」と言うことを

 痛感させてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。

 

 そして、「東北関東大震災」によって亡くなられた方々のご冥福と

 被害地域の一刻も早い復興を祈りたいです。