映画に感謝を捧ぐ! 「インプット 記憶」

 映画感謝人GHMです。

 

 今回はベン・ボルト監督の「インプット 記憶」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 飛行機事故で妻子を失った男に秘められた陰謀を

 描いた本作は

 俳優とキャラクターの持ち味が見事に融合した

 作品であります。

 精神の揺らぎにさいなまれながら

 陰謀渦巻く世界を行く主人公の姿と 

 彼を演じるアレック・ボールドウィンの素朴さが一つとなり

 不安定な記憶に翻弄される人間の悲劇を

 鮮明に写し出していく姿は

 特殊効果では表しきれない「迷える魂」の存在を

 強く感じさせてくれました。

 これこそ「適材適所」の見本と呼ぶにふさわしい

 作品であるといえるでしょう。

 華やかなる「スター」では表現しきれない雰囲気を

 満喫させてくれた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。