映画に感謝を捧ぐ! 「容疑者」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマイケル・ケイトン・ジョーンズ監督の「容疑者」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 海辺の町で起きた殺人事件に翻弄される

 ベテラン刑事の姿を描いた本作は

 「父と子」について考えさせられる作品であります。

 殺人事件をきっかけに

 父親との絆を失ったために堕落の道をたどり

 ついには「殺人の容疑者」となった息子と

 家族を捨てた事への罪悪感にさいなまれる父親が再会し

 対立しながら「絆の再生」へと向かっていく姿は

 犯罪捜査映画とは一味違う緊迫感と感動を

 私に与えてくれました。

 (特に「刑事」としての使命感と

 「父親」としての愛情のはざまに立つ主人公の姿が

 強く印象に残っております。)

 「サスペンス系」の音楽とは一味違うBGMも

 印象深い物があります。

 事件を通じてもたらされる「家族の再生」を描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。