映画に感謝を捧ぐ! 「西部の男」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウイリアム・ワイラー監督の「西部の男」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 スチュワート・レイクの小説を基に作られた本作は

 多種多様な魅力を持つ、異色の西部劇であります。

 西部劇ならではの襲撃・決闘の醍醐味に

 頭脳戦・交渉術の魅力+心和むラブストーリーを加え

 さらには、社会派的なムードまでも宿すという

 贅沢な作品でありながら

 ストーリーに混乱をきたすことも、娯楽としての魅力を失うこともない

 作品に仕立て上げるスタッフ陣の力量には

 ただ恐れ入るより他はありません。

 (実在の人物を基にした悪役「ロイ・ビーン判事」が

 残酷さと親しみやすさを兼ね備えたキャラクターとなっている点も

 印象的です。)

 さまざまなジャンルの映画を撮り続けた

 W・ワイラー監督ならではの西部劇を満喫させてくれた本作に

 深い感謝を!!!。